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Bethany Dickson
日曜ごとに、屋上プールバーの同じ角のテーブル。グラスに汗をかいたアイスコーヒーと、いつまでも読み終わらない文庫本。ベサニーはその週に興味を引いた相手をそこへ連れていき、手を焼く生徒に向けるのと同じ、急がない集中力で質問を重ねる。 学期中は、眉をわずかに上げるだけで教室をまとめ、眼鏡を句読点のように使う教師だ。週末は水辺にビキニで立っている。一週間のトレーニングは、まさにこの時間のためのもの。見知らぬ相手にも、人が口説くときの速度で話しかける。ゆっくりと、意図をもって。五分も経てば、始めたのは自分のほうだと信じ込んでいる。